VCへの転職|未経験で狙える3つの入口と、相談すべきエージェント5選
更新日:10月15日

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当記事は、外資系戦略コンサル出身の筆者が監修し、ベンチャーキャピタル(VC)への転職を考えている方に向けて、中途で入れる“入口”と相談先のエージェント5社を整理しています。対象は、投資銀行・コンサル・事業会社の事業開発や経営企画・金融機関の法人営業・スタートアップ経験者など、20代後半〜30代の方です。
「キャピタリストになりたい」。──その気持ちは分かります。ただ、VCの中途採用は、キャピタリストの席だけで回っているわけではありません。入口を知っているかどうかで、転職の難易度はまるで変わります。
先に結論を3行で置きます。
VCの中途の入口は3つ。キャピタリスト(投資担当)、ファンド運営(ファンド企画・IR・経理)、投資先支援(バリューアップ)
迷ったらコンコードエグゼクティブグループとアクシスエージェントの2社から。金融出身ならコトラを足す
求人は少なく、非公開で動くことが多い。面談では「どの種類のVCの、どの入口なら通るか」を聞くこと
【結論】VCへの転職の相談は、まずこの3社から
先に結論です。VCへの転職は、一人で悩むより選考と現場を知っている相談先に壁打ちしてもらう方が早い。筆者が条件と実績で絞った次の3社から始めれば、遠回りしません。
👑 迷ったらこの「王道3社」で間違いありません
あなたのタイプ | 推奨エージェント | アクション |
戦略ファーム・ポストコンサルのハイクラスを狙う | ||
年齢を問わず、長期でキャリアを相談したい | ||
金融・コンサルのハイクラス求人を見たい | 👑 コトラ |
詳しい比較は下の表と各社の解説を見てください。
VCへの転職 記事の監修者
![]() | 外資コンサルZ 外資系コンサルティングファーム出身。戦略・新規事業・M&Aのプロジェクトを経て、スタートアップの経営企画・事業開発、そしてフリーコンサルとして独立。転職エージェントは自分で面談を受けて比べ、「中抜き」や「ミスマッチ」の多いこの業界で、信頼できる相談先しか紹介しません。 |
VCへの転職 記事の目次
VCへの転職が「狭き門」と言われる理由を、数字で見る
この節の結論。VCは組織が小さく、採用は欠員補充やファンドの拡大に合わせて少人数で行われます。狭いのは事実ですが、理由が分かれば狙い方も見えてきます。
①国内のVCファンドは、ほとんどが100億円以下
金融庁が2026年6月に公表した資料(ベンチャーキャピタルに関する有識者会議)によると、2025年に国内で組成されたVCファンド150本のうち、100億円を超えるものは10本(6.7%)でした。
ファンドの規模(2025年組成) | 割合 |
10億円以下 | 14.7% |
10億円超〜50億円以下 | 26.0% |
50億円超〜100億円以下 | 8.0% |
100億円超 | 6.7% |
金額不明 | 44.7% |
表の見方は1つ。ファンドが小さければ、運営するチームも小さい。数人〜十数人のVCが多く、毎年まとまった人数を中途で採る会社は限られます。
②スタートアップの資金調達は、2022年をピークに足踏み
同じ資料では、国内スタートアップの資金調達額は2022年の9,909億円をピークに、2025年は7,613億円でした(スピーダ「Japan Startup Finance 2025」)。
投資のお金が伸び悩めば、新しいファンドも増えにくい。正直に言うと、2021〜2022年ごろの「VCが人を増やしていた時期」とは空気が違います。ここは面談で、今の採用の温度感を必ず確かめてください。
③出口がIPOからM&Aへ広がっている
スタートアップの国内新規上場は2025年に31件で、2021年の66件から半分以下になりました。一方で、スタートアップの被買収・子会社化は2024年176件、2025年167件と、中長期で増えています(同資料)。
これは転職する側にとって追い風でもあります。M&Aや事業開発の経験が、投資先の出口づくりで評価されやすくなるからです。
VCへの転職で狙える、3つの入口
この節の結論。VCの中途求人は、投資担当(キャピタリスト)だけではありません。国内最大手級のジャフコの採用ページを見ると、それがよく分かります。
①ジャフコの公開求人7件のうち、キャピタリストは2件
ジャフコ グループの採用ページ(2026年9月30日時点)には、7件の求人が出ていました。
求人(ジャフコ グループ・公開7件) | 入口の種類 |
ベンチャーキャピタリスト | キャピタリスト |
【産学連携投資】ベンチャーキャピタリスト | キャピタリスト |
バイアウト投資プロフェッショナル | 投資担当(PE) |
ファンド企画担当 | ファンド運営 |
海外投資家向けファンド募集・IR担当 | ファンド運営 |
財務・経理コアスタッフ | ファンド運営 |
人事企画グループリーダー | コーポレート(投資先の人事支援も担う) |
キャピタリストの席は7件中2件。残りの多くは、ファンドのお金を集め、管理し、報告する仕事です。
注目してほしいのは、産学連携投資のキャピタリストの求人に「投資未経験で入社される方がほとんど」と書かれていること。研究開発や技術の知見を持つ人には、未経験でも正面から入れる入口があります。
②3つの入口と、評価されやすい経歴
入口 | 主な仕事 | 評価されやすい経歴 |
キャピタリスト(投資担当) | 投資先の発掘、投資判断、投資後の支援、出口づくり | 投資銀行、戦略コンサル、事業会社のM&A・事業開発、起業、特定分野の専門知識 |
ファンド運営 | ファンドの企画、出資者(LP)からの資金集め、IR、ファンドの経理 | 金融機関・運用会社のRM、ファンド組成、会計・経理 |
投資先支援(バリューアップ) | 投資先の採用、営業、組織づくり、上場準備の支援 | スタートアップの経営・事業責任者、人事、営業の立ち上げ |
筆者の見立てでは、20代後半〜30代で未経験から狙うなら、投資先支援かファンド運営から入るのが現実的です。そこで投資の現場を見ながら、キャピタリストへの異動を狙う。遠回りに見えて、実は一番確実な道だと思います。
③VCの種類で、求められる人も変わる
VCは大きく4種類に分かれます。どの種類を狙うかで、書類で見られるポイントが変わります。
VCの種類 | 特徴 | 入りやすい人 |
独立系VC | 自前でファンドを集めて運用。少数精鋭 | 投資銀行、戦略コンサル、起業経験者 |
金融機関系VC | 銀行・証券・保険会社のグループ会社 | 金融機関の法人営業・審査の経験者 |
CVC(事業会社のVC) | 本業とのシナジーを狙って投資 | その事業会社の業界の経験者、事業開発 |
大学系・政府系VC | 研究成果の事業化や政策目的の投資 | 研究開発・技術の専門家、公的機関の経験者 |
金融庁の資料によると、日本のVCへの出資者は、銀行・信用金庫・信用組合が35.8%、事業法人が25.1%でした(2025年)。お金の出し手の6割が金融機関と事業会社。だからこそ、金融機関系VCやCVCは、日本では大きな入口になっています。
あなたが狙いたいのは、4種類のうちどれでしょうか?
VCへの転職エージェントおすすめ5選を比較する
表の見方: 左が会社名、真ん中が「VC転職で一番生きる場面」、右が最初の面談で確かめることです。サービス名から各社のページへ移動できます。
エージェント | 一番生きる場面 | 最初に確かめること |
独立系VC・ポストコンサル | VCの求人の入口別の内訳 | |
PE・VCを横断して比べたい人 | 取引のあるVCの種類 | |
金融出身者・金融機関系VC | 自分の経験が合う投資ステージ | |
投資先支援・経営×ファイナンス | 投資先のCxO求人の有無 | |
CVC・専門分野を持つ人 | CVCの求人と過去の事例 |
5社すべてに登録する必要はありません。上の2社から1社、下の3社から今の経歴に合う1社。まずは2社で十分です。
なお、VC転職で名前が挙がることの多いクライス&カンパニーやアンテロープ、ムービンなどは、当サイトとの広告提携がまだないため、この比較には入れていません。
①コンコードエグゼクティブグループ|独立系VCや、ポストコンサルで狙うなら
同社が運営する投資銀行・PEファンド向けの転職サイトでは、「ベンチャーキャピタル(VC)」の求人が156件掲載されていました(2026年9月30日時点)。職位(アナリスト〜ディレクター)、年収帯、「未経験可」「ポストコンサル求人」といった条件で絞り込めます。
実際の求人を見ると、グローバルVCのバリューアップ担当のように「戦略コンサル5年以上」「事業会社で新規事業開発5年以上」を条件に並べるものもあれば、未経験可の投資先支援の求人もあります。同じVCでも、入口ごとに条件がまるで違う。それを求人の実物で見比べられるのが、この会社の一番の強みです。
一方で、20代前半で職歴が浅い人には、求人の水準が高く感じるかもしれません。
💡 面談で確かめる質問:「VCの求人のうち、キャピタリスト・ファンド運営・投資先支援はそれぞれ何件ありますか」
💡 コンコードエグゼクティブグループの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
戦略ファームからポストコンサルまで、ハイクラスの求人と長期のキャリア支援が持ち味です。担当者の業界理解が深く、面談そのものが勉強になります。 求められる水準も高いので、実績の言語化ができていない段階だと紹介が絞られます。先に職務経歴書を固めてから臨むのがおすすめです。
②アクシスエージェント|PEとVCを横断して、長い目線で相談したいなら
公式サイト(2026年9月時点)では、100社を超えるPEファンド・VCとの取引実績とネットワークを持ち、投資プロフェッショナルや投資先のCxOのポジションを提案できると案内しています。創業20年で、現役コンサル10,000人以上を支援してきた実績も公開しています。
サイト内には国内の独立系VCの一覧や、PE・VC・CVCの違いを解説する記事もあります。VCに行くべきか、PEに行くべきか、それとも投資先の経営側に回るべきか。この3択で迷っている人に合う会社です。
向かない人は、志望先が決まっていて今すぐ応募したい人。その場合はコンコードの求人を先に見たほうが動きは早いはずです。PEファンドとの比較は【PEファンドの転職エージェントおすすめ11選】でも詳しく整理しています。
💡 面談で確かめる質問:「取引のあるVCは、独立系・金融機関系・CVCのどれが多いですか」
💡 アクシスエージェントの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
年齢やタイミングを問わず相談に乗ってくれる、数少ない「長く付き合える」エージェントです。すぐ転職しない人にも求人を押し付けてこないのは、正直ありがたい。 その分、自分から動かないと話が進みません。「いつまでに決めたいか」を最初に伝えないと、情報収集だけで半年たちます。
③コトラ|金融出身で、自分に合う投資ステージを知りたいなら
公式サイト(2026年9月時点)では、金融・コンサル・経営層・IT/DXなどの転職支援に特化し、掲載求人は約3万7千件。公式noteのVC転職の記事では、VCは少数精鋭で未経験の大量採用をしないこと、同じ金融出身でも投資ステージによって評価が変わることを説明し、VC・PE・M&A領域の担当者に相談できると案内しています。
ここがコトラの使いどころです。投資銀行やファンドの経験は、レイター(上場に近い段階)のスタートアップに投資するVCで評価されやすい。アーリー(創業期)中心のVCとでは、見られる経験が違います。自分の経歴がどちらに向くかを、担当者と一緒に確かめられます。
事業会社の企画職やスタートアップ経験者には、ほかの4社のほうが話は近いでしょう。金融業界全体の転職先は【金融の転職エージェントおすすめ7選】でも紹介しています。
💡 面談で確かめる質問:「私の経験は、アーリーとレイターのどちらのVCで評価されやすいですか」
💡 コトラの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
金融・コンサル・経営層のハイクラス求人に強い専門型です。金融出身者のキャリアの広げ方を、現実的な年収レンジと一緒に示してくれます。 未経験からの挑戦には求人が限られます。金融か、コンサルか、どちらかの実務経験がある人向けと考えてください。
④ヤマトヒューマンキャピタル|投資先の経営側から、VCの世界に入りたいなら
公式サイト(2026年9月時点)では、M&A・ファンド、コンサル、事業会社、金融の4領域を支援し、求人は6,000件以上とされています。サイトにはベンチャーキャピタルの求人カテゴリがあり(9月30日更新)、VC業界への転職対策の特集記事や、VC経験者との対談も公開しています。
筆者が注目しているのは、この会社が“経営×ファイナンス”の求人に強いこと。VCに直接入るのではなく、VCの投資先のCFOや経営企画に入って、投資家と向き合う側から経験を積む。この回り道を考えるなら、相談先として外せません。
一方で、キャピタリストの席だけを一直線に狙う人には、コンコードやアクシスエージェントのほうが話は早いかもしれません。
💡 面談で確かめる質問:「VCの投資先で、CFOや経営企画を募集している会社はどれくらいありますか」
💡 ヤマトヒューマンキャピタルの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
経営×ファイナンスの求人は、ここが頭一つ抜けています。M&A、ファンド、事業会社の経営企画まで、同じ担当者が横並びで見せてくれるのが強みです。 逆に、職種がまだ決まっていない人には話が専門的すぎます。「投資か、事業か」くらいまで方向を決めてから行くと、面談の密度が一気に上がります。
⑤JAC Recruitment|CVCや、専門分野を武器にしたいなら
公式サイト(2026年9月時点)には、ベンチャーキャピタルへの転職を解説するページがあり、投資銀行出身者やポストコンサルの需要が高いことに加えて、転職事例が3件載っています。医療業界の経験を生かした事例、CVCとVCの両方の経験を生かした事例など、「業界の専門性」で入った人の話が読めるのが特徴です。
CVCは、その事業会社の本業に近い業界の知識が武器になります。メーカー、医療、ITなど、10年以上その業界にいる人なら、金融やコンサルの経験がなくても勝負できる。企業と転職希望者の双方を同じコンサルタントが担当する方式なので、CVC側が何を求めているかを直接聞けるのも大きいでしょう。
経験が浅い20代には、紹介できる求人が限られることもあります。
💡 面談で確かめる質問:「CVCの求人は、本業のどの部署とどう関わるポジションですか」
💡 JAC Recruitmentの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
ミドル〜ハイクラス、外資・グローバル案件ならまず名前が挙がる1社です。企業担当が直接話すスタイルなので、求人の中身の情報が濃い。 裏を返せば、経験が浅いと紹介が少ない。年収600万円を超えたあたりから本領を発揮するエージェントだと思ってください。
VCへの転職は、今の経歴で2社を組み合わせる
この節の結論。今の経歴が決まれば、狙う入口と登録する2社はほぼ決まります。
今の経歴 | 狙いやすい入口・VCの種類 | 登録する2社 |
投資銀行・証券のIBD | キャピタリスト(独立系・レイター) | コンコード+コトラ |
戦略・総合コンサル | キャピタリスト/投資先支援(独立系) | コンコード+アクシスエージェント |
銀行・信金の法人営業・審査 | 金融機関系VC/ファンド運営 | コトラ+ヤマトヒューマンキャピタル |
事業会社の事業開発・M&A | CVC/キャピタリスト | JAC Recruitment+アクシスエージェント |
スタートアップの経営・事業責任者 | 投資先支援(バリューアップ) | ヤマトヒューマンキャピタル+コンコード |
研究開発・技術職 | 大学系VC/ディープテック投資 | JAC Recruitment+アクシスエージェント |
どの行にも当てはまらない人は、コンコードとアクシスエージェントの2社で始めてください。面談で出てくる求人を見てから、3社目を決めても遅くありません。
VCへの転職に「未経験」で挑むときの戦い方
この節の結論。未経験でも入口はあります。ただ、“投資が好き”だけでは通りません。何を見られるかは、求人票にかなりはっきり書いてあります。
見られるのは「投資家の目線で話せるか」
コンコードに掲載されているVCの求人を見ると、必須条件には「投資業務3年以上」と並んで、「事業会社でのM&A」「新規事業開発」「戦略コンサル」「特定の技術領域の深い知見」が挙がっています。
つまり、投資の経験そのものより、事業を見て、伸びるかどうかを判断した経験が問われている。筆者が外資コンサルにいたころも、ファンドに移っていった同僚は、例外なく「この会社は伸びるか」を数字と現場の両方で語れる人でした。
面接の前に「投資メモ」を1本書いておく
VCの選考では、気になるスタートアップを1社選び、なぜ投資すべきか(すべきでないか)を説明させる場面がよくあります。
市場はどれくらい大きいか
なぜこのチームが勝てるのか
何が起きたら失敗するか
出口はIPOかM&Aか
この4点をA4で1枚にまとめておくだけで、面接の手応えは変わります。書いたメモは、エージェントの面談にも持って行ってください。担当者の反応で、自分の見立ての甘さが分かります。
30代後半からは、専門性で勝負する
コンコードの求人の絞り込みを見ても、職位はアナリストからディレクターまで分かれています。筆者の見立てでは、投資未経験で入れるのはアナリスト〜アソシエイト(若手〜中堅)が中心。30代後半以降は、特定の業界や技術の専門家として、あるいは事業責任者としての実績で入るケースが多くなります。
年齢で諦める必要はありませんが、30代後半からは「何の専門家として投資に関わるか」を1行で言えるようにしておきましょう。
VCへの転職で、直接入らない3つの回り道
この節の結論。VCに直接入れなくても、投資の世界に近づく道はあります。むしろ、回り道をした人のほうが、入った後に強いことも多いと筆者は見ています。
回り道 | どう近づくか | 次の一手 |
VCの投資先に入る | 投資家とのやり取り(資金調達・取締役会)を経営側で経験する | 数年後にキャピタリストや投資先支援で入る |
PEファンドに入る | 投資の判断とバリューアップを、より大きな金額で経験する | VC・グロース投資へ移る |
事業会社でCVCや事業開発に入る | スタートアップとの提携や出資を担当する | 独立系VCへ移る |
とくに投資先に入る道は、スタートアップの現場を知る人が少ないVCの側から見ても魅力的です。スタートアップ転職の相談先は【スタートアップ転職を成功させる最強エージェントおすすめ6選】で、事業開発の求人は【事業開発の転職エージェントおすすめ13選】で紹介しています。
VCへの転職エージェントの面談で聞く6つの質問
この節の結論。最初の面談の30分で、その担当者がVCの転職をどこまで分かっているかは判断できます。次の6つをそのまま使ってください。
質問 | 答えで分かること |
私の経歴だと、どの種類のVCの、どの入口で書類が通りますか | 入口とVCの種類まで言えるか |
いま採用しているVCは、欠員補充ですか、ファンドの拡大ですか | 採用の温度感を知っているか |
この求人のVCは、どのステージに投資していますか | ファンドの中身まで把握しているか |
直近でこのVCに入った人は、どんな経歴でしたか | 実際の支援実績があるか |
投資メモや課題の選考はありますか | 選考の中身まで知っているか |
この求人を私に勧める理由を1つ教えてください | 機械的な大量紹介ではないか |
2つ目の質問が効きます。採用の背景を答えられない担当者なら、そのVCとの距離はまだ遠いと考えてかまいません。
VCへの転職を進める4ステップ

ステップ | やること | 目安 |
STEP1 | 3つの入口と4種類のVCから、狙いを1〜2つに絞る | 今日 |
STEP2 | 気になるスタートアップ1社の投資メモを書く | 今週 |
STEP3 | 今の経歴に合う2社に登録する | 今週 |
STEP4 | 6つの質問で担当者を見極める | 初回面談 |
STEP2の投資メモは、うまく書けなくてかまいません。書いてみると、自分が何を分かっていないかがはっきりします。それ自体が、面談での一番いい相談材料になるはずです。
VCへの転職に関するよくある質問
未経験からVCに転職できますか?
できます。ただし入口を選ぶことが条件です。キャピタリストの席は少なく、経験者や専門家が優先されがちです。未経験なら、投資先支援やファンド運営、大学系・ディープテックの投資など、今の経験が生きる入口から狙ってください。
PEファンドとVCは何が違いますか?
投資する会社の段階が違います。PEファンドは成熟した会社に大きな金額で投資し、経営に深く関わって価値を上げます。VCは成長前のスタートアップに投資し、多くの会社の中から大きく伸びる少数を狙います。PEの詳しい選び方は【PEファンドの転職エージェントおすすめ11選】で整理しています。
CVCと独立系VCは、どちらが入りやすいですか?
経歴次第です。その事業会社の業界に長くいた人や事業開発の経験者ならCVC、投資銀行や戦略コンサルの経験者なら独立系VCのほうが話は通りやすいでしょう。日本ではVCへの出資者の25.1%が事業法人(2025年・金融庁資料)で、CVCは大きな入口の1つです。
VCの年収は高いですか?
VCの規模と職位で大きく違います。固定の給与に加えて、ファンドの成果に応じた成功報酬(キャリー)がある会社もあります。自分の見込みは、面談で「同じ職位で直近に決まった人の提示レンジ」を聞くのが一番確かです。
コンサルからVCに行くと、どんな仕事をしますか?
多いのは、投資先の戦略づくりや事業計画の見直し、採用や営業の立ち上げの支援です。コンサルで身につけた整理と実行の力は、投資先支援でそのまま生きます。コンサル経験者の転職先の全体像は【ポストコンサル転職の選び方】で比較しています。
何社に登録すればいいですか?
2社で足ります。VCの求人に強い1社と、今の経歴に合う1社です。面談で求人が足りないと分かったら、そのとき増やせば間に合います。
VCへの転職を決めたら、次にやる3ステップ
①今日:入口とVCの種類を決める
3つの入口と4種類のVCから、第1希望と第2希望を選んでください。ここまでで10分です。
②今週:投資メモを1本書き、2社に登録する
気になるスタートアップ1社の投資メモをA4で1枚。書けたら、経歴×入口の表で選んだ2社に登録して、初回面談を入れてしまいましょう。
③面談で:6つの質問と投資メモを持って行く
6つの質問をスマホに入れ、投資メモを印刷して持って行ってください。担当者の反応で、あなたの“投資家の目線”がどこまで通用するかが分かります。








