ITコンサルとは?仕事内容・SIerとの違い・年収を国の統計と主要8社の公式情報で整理|転職の相談先5選

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当記事は、外資系コンサル出身の筆者が監修し、「ITコンサルとは何をする仕事なのか」を、国の統計と主要8社の公式情報で整理しています。対象は、SIer・SE・社内SE・事業会社のDX担当として働きながら、ITコンサルへの転職を考え始めた20代後半〜30代の方です。
「ITで経営課題を解決する仕事」。ネットの説明はだいたいここで終わります。間違ってはいません。でも、それでは明日からの自分の仕事が、いまとどう変わるのかが見えない。ここでは、場面・相手・成果物・年収・会社の顔ぶれまで、数字つきで並べます。
先に結論を3行で置きます。
ITコンサルとは、会社の業務やシステムを「どう変えるか」を決めて、変わるまで推進する仕事。SIerとの一番の違いは、作る側ではなく、何を作るかを決める側に立つこと
国の統計(job tag)では、年収889万円・月173時間・平均38.3歳。会社は総合ファーム、ITに強いファーム、シンクタンク系の3つに分けると見通しがよくなる
入れるかどうかは、自分で調べるより聞くほうが早い。MyVisionで会社ごとの違いを聞き、SE・社内SEの経験をどう見せるかはラフロジックで確かめる
【結論】ITコンサルの相談は、まずこの3社から
先に結論です。ITコンサルは、一人で悩むより選考と現場を知っている相談先に壁打ちしてもらう方が早い。筆者が条件と実績で絞った次の3社から始めれば、遠回りしません。
👑 迷ったらこの「王道3社」で間違いありません
紹介順は報酬額ではなく、筆者の評価と条件の合いやすさで決めています。詳しい比較は下の表と各社の解説を見てください。
ITコンサル 記事の監修者
![]() | 外資コンサルZ 外資系コンサルティングファーム出身。戦略・新規事業・M&Aのプロジェクトを経て、スタートアップの経営企画・事業開発、そしてフリーコンサルとして独立。転職エージェントは自分で面談を受けて比べ、「中抜き」や「ミスマッチ」の多いこの業界で、信頼できる相談先しか紹介しません。 |
ITコンサル 記事の目次
ITコンサルとは、ITで会社の「やり方」を変える側に立つ仕事
この節の結論。ITコンサルとは、クライアントの業務とシステムを見て「何を、どの順番で変えるか」を決め、実際に変わるところまで旗を振る仕事です。
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」は、ITコンサルタントを「顧客のIT戦略に関して、コンサルティングを行い、提案、助言する」仕事と定義しています。DXにかかわる人は「DXコンサルタント」と呼ばれる、とも書いています。
別名として載っているのは、ERPパッケージコンサルタント、システムアナリスト、システムコンサルタント、情報セキュリティコンサルタント。名前が違っても、根っこは同じ仕事です。
持ち込まれるテーマは、たとえばこんなものです。
20年使ってきた基幹システムを、どの製品に、いつ置き換えるか
紙とExcelで回っている受発注を、どこまで自動にするか
部署ごとにバラバラな顧客データを、1つにまとめて営業に使うか
生成AIを、どの業務から入れるか。入れないほうがいい業務はどこか
相手はCIO(IT担当役員)や情報システム部、業務部門の部長です。成果物は計画書や要件の資料ですが、本当のゴールは「新しいやり方で、現場が回り始めること」。そこまでが仕事です。
筆者が総合ファームにいたころも、システム導入の案件で一番時間を使ったのは、実はシステムではありませんでした。現場の人に「このやり方に変えて大丈夫」と思ってもらう会議です。
ITコンサルの仕事内容は、上流の5つの場面に分かれる
この節の結論。ITコンサルの仕事は「現状を調べる→どう変えるか決める→製品と会社を選ぶ→導入を推進する→定着を見届ける」の5つの場面に分かれます。案件によって、このうちどこを受け持つかが違います。
表の見方: 左が場面、真ん中がやること、右が主な成果物です。
場面 | やること | 主な成果物 |
①現状を調べる | 業務とシステムの棚卸し、関係者へのヒアリング | 現状の業務フロー、課題の一覧 |
②どう変えるか決める | あるべき姿と、変える順番を決める | IT戦略、実行計画(ロードマップ) |
③製品と会社を選ぶ | 製品の比較、開発会社への提案依頼 | 提案依頼書(RFP)、比較表 |
④導入を推進する | 進み具合と課題の管理、関係者の調整 | 進捗報告、課題管理表 |
⑤定着を見届ける | 使われ方の確認、次の改善 | 効果の測定、改善の計画 |
①と②だけを受け持つ案件もあれば、④のPMO(プロジェクト管理の支援)だけで2年続く案件もあります。
正直、入社して最初に入りやすいのは④です。経験を積むと、①②の上流に寄っていく。この流れを知っておくと、面接で「最初はどの場面から入りますか」と聞けるようになります。
ITコンサルの1週間は、会議と資料と調整の往復
月曜は現場のヒアリング、火曜と水曜で資料にまとめ、木曜にクライアントの部長と議論する。金曜は開発会社と課題をつぶす。ざっくり、これが多くの案件の1週間です。
コードを書く時間は、ほぼありません。そこがSEと一番違うところで、向き不向きもここで分かれます。
ITコンサルとSIer・SE・社内SE・戦略コンサルの違い
この節の結論。いちばん大きな違いは「立ち位置」です。ITコンサルは発注する側の参謀、SIerは作る側、社内SEは使う会社の中の人、戦略コンサルはITに限らず経営の決断を支える人です。
表の見方: 左が職種、真ん中が立ち位置、右が主な成果物です。
職種 | 立ち位置 | 主な成果物 |
ITコンサル | 発注する会社の参謀として、何を作るか決める | IT戦略、要件、計画、PMO |
SIer・SE | 発注を受けて、システムを作り、動かす | 設計書、プログラム、テスト |
社内SE | 使う会社の社員として、システムを持ち続ける | 運用、社内の調整、ベンダー管理 |
戦略コンサル | 経営トップの決断の材料を作る | 全社戦略、事業の選択 |
job tagも、ITコンサルの仕事を「システム構築事業者からは独立した客観的な立場」から検討するもの、と書いています。つまり、特定の製品を売るためではなく、クライアントにとって何が一番いいかを言う立場です。
SIerで要件定義をしている人は、「それ、いまの仕事と同じでは?」と思うかもしれません。かなり近いです。違いは、受注した範囲の中で考えるか、そもそも作るべきかから考えるか。この差が、年収と働き方の差になって表れます。
ITコンサルの種類は、扱う領域で6つに分かれる
この節の結論。ITコンサルは「何のシステムを扱うか」で専門が分かれます。求人票の職種名もこの言い方なので、先に覚えておくと探しやすくなります。
種類 | 扱うもの | ひとことで |
IT戦略・DX | 会社全体のIT投資の方針 | どこにお金をかけるか決める |
ERP(SAPなど) | 会計・販売・生産の基幹システム | 会社の背骨を入れ替える |
CRM | 顧客と営業のデータ | 売り方を仕組みにする |
SCM | 調達・在庫・物流 | モノの流れを速くする |
PMO | 大きなプロジェクトの管理 | 遅れと混乱を止める |
セキュリティ | 情報を守る体制と仕組み | 攻撃と事故に備える |
ここ数年は、データ活用やAIの導入を扱う求人も増えています。たとえばコトラの求人検索には「AI・データ活用コンサルタント」「DXコンサルタント」という職種の区分があります(公式サイト、2026年10月時点)。
どれを選ぶかは、いまの経験とつながる領域から入るのが近道です。会計システムを触ってきた人ならERP、営業支援のツールを入れてきた人ならCRM、という具合です。
ITコンサルの主要な会社を、公式サイトの人数で一覧にする
この節の結論。ITコンサルを扱う会社は、総合ファーム、ITに強いファーム、シンクタンク系の3つに分けると見通しがよくなります。人数は会社の大きさの目安で、数千人〜数万人規模が中心です。
表の見方: 左が会社名、真ん中が分類、右が各社の公式サイトに載っている人数と時点です(2026年10月に確認)。
会社 | 分類 | 公式サイトの人数(時点) |
アクセンチュア | 総合ファーム | 約30,000人(2026年6月1日) |
合同会社デロイト トーマツ | 総合ファーム | 約12,000名(子会社含む) |
アビームコンサルティング | ITに強いファーム | 9,632名(2026年4月1日・連結) |
野村総合研究所 | シンクタンク系 | 7,982人(2026年3月31日) |
ベイカレント | ITに強いファーム | 7,551名(2026年4月・連結) |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 総合ファーム | 4,429名(2026年5月1日) |
KPMGコンサルティング | 総合ファーム | 2,447名(2026年7月1日) |
日立コンサルティング | メーカー系 | 677名(2026年4月) |
PwCコンサルティングも大手ですが、法人概要のページに人数の記載が見つからなかったので、表には入れていません。
人数の差は、そのまま案件の大きさの差です。数万人規模の会社は、数百人が関わる基幹システムの入れ替えを受けられる。数百人規模の会社は、親会社の製品や得意な業界に寄った案件が多い傾向があります。
「ITコンサル ランキング」は、気にしすぎなくていい
ネットには会社を1位から並べた表がよく出ています。でも、公式の根拠がある序列はありません。同じ会社でも、どの部門・どの案件に入るかで仕事の中身はまるで変わります。
会社の格より、扱う領域と最初に入る場面で選ぶほうが、入った後の満足につながるでしょう。個別の会社については【ベイカレントへの転職】【アクセンチュアへの転職】も参考になります。
ITコンサルの年収と働き方を、国の統計で見る
この節の結論。国の統計では、ITコンサルの年収は889万円、労働時間は月173時間。数字だけ見ると、思われているほど極端な働き方ではありません。
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」の数字を、そのまま並べます。
項目 | 数字 | 出典 |
年収 | 889万円 | 令和7年賃金構造基本統計調査 |
労働時間 | 月173時間 | 同上 |
平均年齢 | 38.3歳 | 同上 |
1時間あたりの賃金 | 4,026円(残業代・賞与を含む) | 同上 |
有効求人倍率 | 0.88倍 | ハローワーク(令和7年度) |
最後の行は注意が必要です。0.88倍は、ハローワークに出ている求人だけの数字です。ITコンサルの中途採用は、ほとんどがファームの採用ページと転職エージェント経由なので、この倍率で「入りにくい」とは読まないでください。
経験レベル別の年収は、600万〜1,100万円の幅
job tagには、IT人材の経験レベル(ITSS。国が定めたITスキルの物差し)ごとの年収も載っています。企画立案・プロジェクト管理の職種で、真ん中の半分の人が入る範囲です。
経験レベル | 年収の範囲 |
レベル3(一人前) | 600万〜900万円 |
レベル4(チームを引っぱる) | 650万〜950万円 |
レベル5以上(社内外で第一人者) | 700万〜1,100万円 |
出典: job tag「ITコンサルタント」。厚生労働省が2023年度に実施した委託調査の結果で、金額は第一四分位〜第三四分位です。
筆者の感覚では、外資系や大手の総合ファームでマネージャーになると、この表の上の端を超えてきます。ただ、会社ごとの職位別の年収は公式に出ていません。正確な数字は、エージェントに「この職位で入った人の、実際の提示額」を聞くのが一番確実です。年収の全体像は【コンサルの年収】にまとめています。
ITコンサルに資格はいらない?国のデータと筆者の見立て
この節の結論。ITコンサルになるのに必須の資格はありません。job tagの「関連資格」の欄も「関連する資格はありません」です。
学歴の欄を見ると、実際に働いている人の多い学歴は大卒が75.0%、修士課程卒が34.1%(複数回答)。一方で、入る前の訓練期間は「特に必要ない」が20.5%でした。資格や長い勉強より、どんな仕事をしてきたかが見られる世界です。
それでも、取って意味がある資格はあります。
ITストラテジスト試験(IPA=情報処理推進機構の国家試験): IT戦略を立てる力の証明。上流をやりたい意思が伝わる
プロジェクトマネージャ試験(同じくIPA): PMOから入る人には、話のきっかけになる
ITコーディネータ: 経営とITをつなぐ民間の資格。中小企業の案件で名前が出ることがある
個人的には、資格を取りに半年使うより、いまの職場で「要件を決める会議」に1回でも多く出るほうが、選考では効くと考えています。資格は、経験を説明するときの補強材くらいに思っておくのがちょうどいいでしょう。
ITコンサルに向いている人、向いていない人
この節の結論。向き不向きは、ITの知識の量より「人と人の間に立って、決まらないものを決めにいけるか」で分かれます。
向いているのは、こういう人です。
技術の話を、部長にも現場の人にも、相手の言葉で説明し直せる
「なぜこのシステムが要るのか」を、作る前に考えたくなる
関係者の意見がぶつかっても、落としどころを探すのが苦にならない
逆に、こういう人はSIerや社内SE、エンジニアのほうが合います。
自分の手で作って、動くものを見るのが一番うれしい
1つの技術を、長く深く極めたい
会議と資料づくりが仕事の大半になるのは、耐えられない
あなたは、作る側と決める側、どちらで燃えるタイプでしょうか? もう少し確かめたい方は【コンサルに向いてない人の特徴】も読んでみてください。
ITコンサルへの入り方は、いまの立場で変わる
この節の結論。同じITコンサルでも、入口は立場で違います。自分に関係のある行だけ読めば足ります。
いまの立場 | 現実的な入口 | 先に確かめること |
SIer・SE | ITに強いファーム、総合ファームのIT部門 | 要件定義やPMの経験がどう評価されるか |
社内SE・情シス | ERP・CRMなど、触ってきた製品の領域 | 発注側の経験を、どう見せるか |
事業会社のDX担当 | 総合ファームのDX部門 | 業界の知識が生きる案件の数 |
営業・企画(ITは未経験) | ポテンシャル採用のある大手 | 入社後の研修と、最初の配属 |
とにかく多いのは、1行目の「SIerからITコンサルへ」です。ラフロジックの公式サイトにも、大手化学メーカーの社内SE(20代後半)が総合系コンサルへ移り、年収が700万円から850万円になった事例が載っています(2026年10月時点)。
エンジニア経験の見せ方は【エンジニアからコンサル転職】に、エージェントをもっと広く比べたい方は【ITコンサルの転職エージェント】にまとめています。
ITコンサルへの転職の相談先5選を比較する
表の見方: 左が相談先、真ん中が強み、右が最初の面談で確かめることです。サービス名から各社のページへ移動できます。
相談先 | 強み | 最初に確かめること |
ファームごとの違いを横に並べて聞ける | 自分の経歴で受けられる会社 | |
IT・SE経験の見せ方まで選考対策 | 自分の経験が選考でどう見られるか | |
入社後も長く付き合う支援 | 入った人のその後 | |
ITコンサル・DXの求人を職種別に探せる | 自分の領域の求人の数と年収帯 | |
ハイクラス×DXの転職に特化 | DX担当の経験の生かし方 |
5社全部に登録する必要はありません。SIer・SEの人はMyVisionとラフロジック。事業会社のDX担当なら、MyVisionとGroovement Agentを並べてください。
①MyVision|ITコンサルの会社の違いを、まとめて聞くなら
公式サイト(2026年10月時点)は「コンサル転職No.1エージェント」を掲げ、書類選考通過率83%、200社以上のコンサルファームとのつながりがあるとしています。
上の8社を見て「で、どこが自分に合うのか」と思った人に向いています。総合ファームのIT部門、ITに強いファーム、シンクタンク系を横に並べて、最初に入る場面と働き方の違いを聞ける。個人的には、ITコンサルを調べ始めた人の1社目はここです。
SE経験の書き方や面接の詰め方を深くやりたい人は、次のラフロジックのほうが話が早いでしょう。
💡 面談で確かめる質問:「私の経歴で受けられるITコンサルの会社はどこですか。最初はどの場面(現状調査・計画・PMO)から入る人が多いですか」
💡 MyVisionの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
正直、コンサル転職でまず1社だけ選べと言われたら、筆者はここを挙げます。ケース面接の対策がとにかく手厚く、未経験の人ほど差が出ます。 弱点は、コンサル以外の選択肢が薄いこと。「コンサルに行くか迷っている」段階なら、総合型を1社並べて比べた方が視野が狭まりません。
②ラフロジック|SE・社内SEの経験の見せ方を知りたいなら
公式サイト(2026年10月時点)は、2025年の実績として年収UP率98%、平均年収UP金額168万円、平均提示金額1,052万円を掲げています。Big4で選考官を務めた人が選考対策に入ります。
SIerの人が一番つまずくのは、経験が「作った話」に聞こえてしまうことです。同じ要件定義の経験でも、「何を決めたか」で話せるかどうかで評価が変わる。その言い換えを一緒にやってくれるのが、ここの強みです。
求人の全体像や会社ごとの違いを先に知りたい人は、MyVisionから入るほうが早いでしょう。
💡 面談で確かめる質問:「私のSE経験は、ITコンサルの選考でどう評価されますか。足りないのは何ですか」
💡 ラフロジックの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
ITの実務経験をコンサルの仕事に「翻訳」するのがうまいエージェントです。SE・PM出身でコンサルを狙うなら、職務経歴書の直しだけでも価値があります。 戦略ファーム一本で考えている人には、求人の軸が少しずれます。IT・DX寄りのキャリアを描く人向け、と割り切って使うのが正解です。
③アクシスエージェント|入社した後まで、長く相談したいなら
公式サイト(2026年10月時点)によると、創業から20年で10,000人以上の現役コンサルタントを支援してきました。平均の転職支援期間は3年以上、求人の約78%が非公開です。「BIG4コンサルタントの3人に1人が登録」ともしています。
ITコンサルは、入ってからのほうが悩みが増えます。上流に寄れない、PMOから抜けられない、次はどこへ行くか。そのたびに相談できる相手がいるのは心強いと言えます。
急いで応募を進めたい人には、少しゆっくりかもしれません。
💡 面談で確かめる質問:「SIerからITコンサルに移った人は、何年目で、どの職位で入っていますか」
💡 アクシスエージェントの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
年齢やタイミングを問わず相談に乗ってくれる、数少ない「長く付き合える」エージェントです。すぐ転職しない人にも求人を押し付けてこないのは、正直ありがたい。 その分、自分から動かないと話が進みません。「いつまでに決めたいか」を最初に伝えないと、情報収集だけで半年たちます。
④コトラ|自分の領域の求人を、職種名で探したいなら
公式サイト(2026年10月19日更新)の掲載求人は38,306件。求人検索の職種に、ITコンサルティング、ERPコンサルタント、CRMコンサルタント、DXコンサルタント、AI・データ活用コンサルタント、セキュリティコンサルタントといった区分があります。
上の「種類」の表で自分の領域が決まった人は、ここで実際の求人を眺めると、年収帯と求められる経験が一気に具体的になります。金融やシンクタンク系のIT求人も多い印象です。
未経験から入り方を相談したい人には、MyVisionやラフロジックのほうが向いています。
💡 面談で確かめる質問:「ERP(またはCRM)の経験者は、どの会社で、どれくらいの年収で決まっていますか」
💡 コトラの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
金融・コンサル・経営層のハイクラス求人に強い専門型です。金融出身者のキャリアの広げ方を、現実的な年収レンジと一緒に示してくれます。 未経験からの挑戦には求人が限られます。金融か、コンサルか、どちらかの実務経験がある人向けと考えてください。
⑤Groovement Agent|事業会社のDX担当から移るなら
公式サイト(2026年10月時点)は「ハイクラス×DX転職」に特化していると掲げ、支援件数1,500名以上、求人年収800万〜2,000万円以上としています(同社の全サービスの総計)。大手事業会社のDX推進リーダーが、大手総合ファームのシニアコンサルタントに移った事例も載っています。
発注側でDXを進めてきた経験は、ITコンサルの選考ではかなり強い武器です。その武器の見せ方を、コンサルとスタートアップの両方を知る担当と話せます。
対象は20代〜30代前半が中心なので、40代以上の人はMyVisionかアクシスエージェントから入るほうが確実でしょう。
💡 面談で確かめる質問:「DX推進の経験は、どの会社のどの職位で評価されますか。スタートアップと比べてどうですか」
💡 Groovement Agentの辛口メモ|監修者(外資コンサル出身)
DXとスタートアップに的を絞っているので、「AIやDXを入れる側に回りたい」という相談が一発で通じます。コンサルと事業会社を行き来した人の事例を持っているのも、筆者は好印象です。 対象は大卒の20代〜30代前半が中心で、30代後半以降は紹介が絞られます。求人の年収帯も高めなので、経験を言葉にできていない段階だと空振りしやすい。
ITコンサルを目指す前に、面談で聞く6つの質問
この節の結論。ITコンサルの仕事の中身は、会社より「部門と案件」で決まります。公式サイトに載っていないことは、面談で聞くしかありません。
この部門の案件は、どの業界と、どの領域(ERP・CRM・DXなど)が多いですか
入社後の最初の案件は、どの場面(現状調査・計画・PMO)から入る人が多いですか
入社するときの職位と、その職位の提示額の幅を教えてください
PMOだけの案件から、上流の案件に移った人は何年目で移っていますか
3年以内に辞めた人は、どこへ移っていますか
案件の常駐と在宅の割合は、どれくらいですか
2番と4番は、とくに聞いてください。「上流をやりたくて入ったのに、ずっとPMOだった」。ITコンサルで一番よく聞く後悔がこれです。入る前の後悔の防ぎ方は【コンサル転職で後悔する7つのパターン】にくわしく書きました。
ITコンサルを目指すときの4ステップ

STEP1:作る側か、決める側かを決める(今日)
上の比較表を見て、1行でいいので自分の答えを書いてください。ここが決まれば、受ける会社の半分は自然に絞れます。
STEP2:6つの種類から、自分の領域を1つ選ぶ(今日)
いまの経験とつながる領域を選びます。ERP、CRM、PMOなど、1つで十分です。
STEP3:2社に相談して、会社ごとの違いを聞く(今週)
MyVisionと、もう1社。同じ質問を別々にして、答えを並べてください。そろえば、それが実態です。
STEP4:面談で、6つの質問をそのまま使う
入ってから「聞いていた話と違う」となるのが、いちばんもったいない。条件の紙をもらう前に、聞いておきます。
ITコンサルについてよくある質問
ITコンサルとは、簡単に言うと何ですか?
会社の業務やシステムを「何を、どの順番で変えるか」決めて、実際に変わるところまで推進する仕事です。厚生労働省のjob tagは「顧客のIT戦略に関して、コンサルティングを行い、提案、助言する」仕事と定義しています。
ITコンサルとSIerの違いは何ですか?
立ち位置が違います。ITコンサルは発注する会社の参謀として何を作るかを決め、SIerは発注を受けてシステムを作り、動かします。job tagも、ITコンサルはシステム構築事業者から独立した客観的な立場で検討する、と書いています。
ITコンサルの年収はいくらですか?
国の統計(job tag、令和7年賃金構造基本統計調査)では889万円、平均38.3歳です。経験レベル別では、レベル3で600万〜900万円、レベル5以上で700万〜1,100万円(2023年度の委託調査、真ん中の半分の範囲)です。
ITコンサルに資格は必要ですか?
必須の資格はありません。job tagの関連資格の欄も「関連する資格はありません」です。取るなら、IPAのITストラテジスト試験やプロジェクトマネージャ試験が、上流やPMOをやりたい意思を伝える材料になります。
未経験からITコンサルになれますか?
なれます。ただ、まったくの未経験より、SE・社内SE・事業会社のDX担当など、ITの導入に関わった経験がある人のほうが入口は広いです。営業や企画の人は、ポテンシャル採用のある大手を狙い、入社後の研修を確かめてください。
ITコンサルはやめとけと言われるのはなぜですか?
会議と資料と調整が仕事の大半で、コードを書く時間がほぼないこと。PMOだけの案件が続くと、上流に寄れない焦りが出やすいこと。この2つが大きいと筆者は見ています。入る前に、最初の案件の場面と、上流に移った人の年数を聞いておけば、多くは防げます。
ITコンサルを目指すなら、次にやる3ステップ
①今日:作る側か決める側か、1行で決める
ここが決まれば、受ける会社も、伸ばす領域も自然に絞れます。
②今週:2社に相談して、違いを聞き比べる
相談だけでも、まったく問題ありません。ITコンサルに行かない結論になっても、それは前進です。
③面談で:6つの質問をそのまま使う
ネットのランキングではなく、自分で聞いた答えで決める。そこまでやれば、どの会社を選んでも後悔は小さくなるはずです。








